第169回芥川龍之介賞、直木三十五賞が発表されました。
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芥川龍之介賞 受賞作
九段理江『東京都同情塔』
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。
犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求する。
ゆるふわな言葉と実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。
東京都同情塔
新潮社
1870円(税込)
2024年1月17日 発売
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P144 四六版
ISBN9784103555117
直木三十五賞 受賞作
川﨑秋子『ともぐい』
明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。
図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……
すべてが運命を狂わせてゆく。
ともぐい
新潮社
1925円(税込)
2023年11月17日 発売
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P304 A5
ISBN9784103553410
万城目学『八月の御所グラウンド』
死んだはずの名投手とのプレーボール
戦争に断ち切られた青春
京都が生んだ、やさしい奇跡
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。
八月の御所グラウンド
文藝春秋
1760円(税込)
2023年8月3日 発売
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P208 四六版
ISBN9784163917320