無頼に見えて律儀。

2023年11月に永眠された作家の伊集院静氏。
交友関係は文壇や芸能界、スポーツ界と幅広く、多くの人に愛された。
酒とギャンブルを愛し、ゴルフの腕前も一流。そんな伊集院氏は生前、エッセイの中でたくさんの言葉を残している。

「酒の良し悪しは、呑み手の心情にある」
「人生というものは総じて割に合わないものだ」
「理屈は、やることをやった後での無駄口の類いのものだ」
「さよならも力を与えてくれる」ーー。

本書では伊集院氏が、生と死、冠婚葬祭での作法、大人の遊び方・働き方について語った言葉の数々を収録。
その言葉にはユーモアがありながら、その裏側には人間を見つめる深い眼差しがある。
伊集院氏の言葉が、生活のさまざまな局面で、きっと人生の支えとなるはずだ。

風の中に立てー伊集院静のことばー 大人の流儀名言集
講談社
1100円(税込)
2024年3月13日 発売
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P192 B40
ISBN 9784065353721