山形在住「実話怪談の旗手・黒木あるじ」が描く、やがて消えゆく〝隣人〟の物語
「祭りをやらないと、この村はなくなりますよ!」――信じない人々をどう説得するか。
感染症の大流行や地方の過疎化が進んだせいで「祭り」が行われなくなった地域が増えた。これまで地域の祭りで鎮められていた八百万の神々が怒り、暴れだしたため異変が頻発する。
このような事態に対処するために組織されていた祭祀保安協会の九重十一とアシスタントの八多岬――怪しさ満点の二人だが、異変を解決しようと神々を鎮め、処分していく。
この二人、我が村を本当に救えるのか。
春のたましい 神祓いの記
光文社
2090円(税込)
2024年3月19日 発売
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P256 四六判
ISBN 9784334102586