「俺は世界を戦慄せしめているか?」
構想・執筆10年――
稀代のストーリーテラーが辿り着いた最高到達点=バレエ小説。
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。
史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生。
ページをめくるとダンサーが踊りだす「パラパラ漫画」付き(電子版には収録なし)
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筑摩書房
1980円(税込)
2024年3月22日 発売
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P448 四六版
ISBN 9784480805164