村上春樹氏が新作の長編小説 を4月13日に刊行します。
400字詰め原稿用紙1200枚分となる作品のタイトルは『街とその不確かな壁』。
実は同じタイトルの作品を1980年の『文學界』(文藝春秋)で書かれています(正確には過去作には「街と、」と読点がある)。
しかしながら村上氏が「うまくいかなかった作品」として単行本化はされておらず、村上ファンの中では“幻の小説”と囁かれていました。
その作品をブラッシュアップさせたものなのか、はたまた全く違う作品に仕上がっているのか。
それは、発売まで待つしかないわけですが、6年ぶりの書き下ろし、さらに過去に同タイトルの作品があるとなれば、期待値は高まります。
村上氏の作品は、世界で翻訳されており、その数は50以上の言語にまで増加中。『街とその不確かな壁』は世界中が待ち望んでいた新作と呼べるでしょう。
出版元の新潮社の紹介文には「魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド」とあります。
再び“村上春樹の世界”にどっぷりと浸れる作品であることは間違いなさそうです。
関連記事
2024-11-21
大山淳子『猫弁と奇跡の子』
2024-11-20
町田そのこ『ドヴォルザークに染まるころ』
2024-11-19
ヨシタケシンスケ『そういうゲーム』
2024-11-16
新川帆立『ひまわり』
2024-11-15
今村翔吾『イクサガミ 人』
2024-11-14
青山美智子『人魚が逃げた』
2024-11-13
矢樹純『撮ってはいけない家』
2024-11-12
有手窓 他『New me』
2024-11-10
エマニュエル・トッド『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』
2024-11-09
福田利之『あのこはね』
2024-11-04